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元新聞記者による辛口コラム・エッセー、イラストと写真です。ご意見ご感想をお気軽にお待ちしています。(記事・画像の無断転載と無断複製・配布を堅く禁じ、万一発見した場合しかるべき処置を取ります)
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進藤龍也牧師が講演/身振りを交えながら熱弁振るう
 鹿嶋市にある薬物・アルコール・ギャンブル依存症の民間リハビリ&就労支援施設、NPO法人潮騒ジョブトレーニングセンター8周年フォーラム(平成25年11月17 日、鹿嶋勤労文化会館)のメイン講演である、進藤龍也牧師の講演について少し詳しく記します。
          
 進藤牧師は講演の冒頭で「本物の敗北って『倒れたままでもいいや』と思うこと。いつでもどこでもやり直せる」と切りだした上で「その心はイエスキリスト。イエスキリストを感じました」と語りました。刑務所服役中に、家族はもとより所属していた暴力団からも見放され「底付き」状態となり「神しか頼れなかった」と振り返りました。
 進藤牧師と潮騒JTCの栗原豊施設長は同じ埼玉県出身で所属していた暴力団組織が同じ、という共通点があり、「ヤクザをしてて、(金などを)集めるだけが人生だった。今の私は与える人生になった。与える人生こそ人生を豊かにする」と、栗原施設長同様にヤクザ稼業から180度転換したことを力説しました。
 また、「依存者だろうが、シャブ中、ヤクザでも立ち直ったら誰かの希望なる」と述べ上で「依存者でも大丈夫。仕事ができる、できますよ」と応援メッセージを送りました。進藤牧師の教会では「納税者を目指す」を目標に、出所した受刑者など教会を頼ってきた人が、教会を住所して就職活動をして自立してもらう仕組みなどを説明しました。
 進藤牧師自身も収入が無く病気などの理由で約1年数カ月ほど生活保護を受給し「『ずっと生活保護をもらおうかな』と思った」との心境を明かしながらも「人々を社会復帰させている私が受給したままでいいのか」と思いなおし、一定のメドが経った時点で生活保護を終了させ「生活保護を切ってから道が開けた」と語りましたが、「生活保護を必要な人は受けて。しかし働ける人は働いてください」と、一部の“生活保護バッシング”とは一線を画しました。
 また、教会を設立した当初は「マル暴」(暴力団担当の刑事)から呼び出しを受けましたが、今では警察が問題を起こした教会の入寮者に対し「お前、進藤先生に済まないと思わないのか」と説教するほど、警察から認知されるまでになり、これまで元警察署長や厚生省の役人など「お前らに何が分かんのかよ」と受刑者から反発を受けるような人間の講演がメインだった刑務所の講演会にも、「元ヤクザの話なら(受刑者も)聞く」ということで呼ばれるようになりました。
 キリスト教と出会った刑務所でのエピソードで、「ヤクザの世界と刑務所しか知らない」進藤牧師は暴力団や家族からも“破門”された中、差し入れ聖書を読み、「私は悪人が死ぬのを喜ばない。悪から立ち直るのを喜ぶ」との一節を読み「理屈じゃなく開眼した」と目覚め、信仰の世界へと入ったと述べました。
 締めくくりで進藤牧師は「いろんなところでいろんな方法がある。私にできるのとは何でもしたいと思う」と、依存者の社会復帰を支援する意向を示しました。

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【進藤牧師プロフィール】1970年、埼玉県川口市生まれ。高校を中退後、18歳でヤクザにスカウトされ暴力団の組員に。組長代行となるが覚醒剤が原因で降格。3度目の服役中に差し入れの聖書を読み回心。出所後洗礼を受け神学校に入学し、卒業と同時に開拓伝道を開始。現在は川口市にある「罪人の友」主イエス・キリスト教会の牧師として各地の受刑者との文通や面会を通じて福音を伝えている。著書に「人はかならず、やり直せる」(中経出版)「未来はだれでも変えられる」(学研パブリッシング)「立ち上がる力」(いのちのことば社)等。
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