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「はとライブ」“笑いで人助け”/茨城出身のお笑いコンビ「すっぽん大学」/入場料をNPO、日赤に寄付
 県が運営し、県内各地の情報を動画配信するインターネットテレビ(いばキラTV)に、レギュラー出演している茨城県出身のお笑い芸人コンビ「すっぽん大学」。二人は暮らしを立てる生業に加え、芸人仲間の協力を得て、独自にお笑いチャリティーイベントにも取り組んでいる。「笑いで困っている人たち、そして地球を助けたい」との趣旨で2007年10月から都内の公民館を会場に開かれている「はとライブ」が、それだ。地味な活動ながらも、今年で6年目を迎えた同ライブに足を運んだ。

 ◆笑いの絶えない会場
 七夕の7月7日午後2時。ライブ会場の代々木八幡区民会館(東京・渋谷区)には、若者を中心に100人以上の観客が集まった。開演すると、若手芸人をはじめ中堅、ベテラン芸人が次々と芸を披露した。チャリティーライブと聞くと“当たり障りの無いネタ”を想像しがちだが、予想に反して「ライブならでは」の刺激的な芸が目白押しで、観客席は始終笑い声が絶えなかった。
 隣り合う観客に感想を求めると、「掛け値なしに面白かった。病みつきになり(ライブには)何度も来ている」など好意的な反応が返ってきた。はとライブは▽お客さんが笑ってくれる▽芸人さんも喜んでくれる▽人助けにつながる―の“三方良し”とも言える「いいトライアングル」関係が構築されている。

 ◆若手からベテランまで
 ライブに出演した芸人の一人、まじかる☆あやかさんは「毎回すっぽん大学さんに呼んでいただいて、(芸の)勉強させていただいている。共演者が有名な方が多くてリピーター率も高い」と力説。あやかさんは声優として約8年間活動し、3年前にお笑い芸人に転身したが「今まで声優の勉強をしていたので、お笑いの勉強をしていなかった」と明かし、苦労をのぞかせた。
 他の芸人のライブを見るなど“お笑い”について学び、自分でネタを演じながら芸を身に付け、現在ではライブを中心に活動しているという。はとライブは、あやかさんのような若手芸人に活動の場を提供するとともに、ベテラン芸人の新ネタ披露の場としても機能している。
 今回の入場者は108人で、入場料(1人1千円。子供は無料)と募金の合計が10万6000円。そこから経費を差し引いた76000円が出演芸人たちのパフォーマンス終演後に舞台上でNPO団体「エニジェ」(矢野デイビット代表)の加藤万里理事に手渡された。

 ◆ガーナに学校を建設
 エニジェは07年に発足(12年に一般社団法人化)、「アフリカの子供たちの健全育成と自立支援」を目標に掲げ、ガーナ国内に学校を建設する活動に取り組んでいる。これまでに幼稚園の建設を成功させたが、現在取り組んでいる中学校建設には日本円で約400万円の資金が必要という。当初は300万円の予定だったが、ガーナ国内の物価高と円高傾向のため金額が上昇し、学校建設のハードルが高くなったようだ。
 加藤理事は「企業の支援を受けたいけれど、まだ受けられない状態」と厳しい活動状況を明かした。ガーナでも貧困で学校に通えず児童労働に従事し、路上生活するストリートチルドレンが増加するなど「貧困の連鎖」が社会問題になっている。エニジェでは学校建設とともに職業訓練所の開設も視野に入れており、子供たちが自立していける環境づくりを目指しているだけに、芸人たちの高い志と熱い応援に感謝していた。

 ◆震災被災地支援に尽力 はとライブでは入場料や募金から経費を差し引いた金額を、全てNPOなどに寄付してきた。これまでの寄付金が13年6月現在で325万4140円に達する。3・11東日本大震災以降は日本赤十字に義援金を寄付するなど、長期間にわたる被災地支援活動を行っている。
 震災直後の11年4月には同ライブで「お菓子を持ってきてください」と呼び掛けたところ2~3箱集まり、すっぽん大学の二人が宮城県岩沼市の避難所3カ所を訪問して子供たちにお菓子を配布し、被災者へお笑いライブも披露した。
 こうした活動についてウエルカム大助さんは「最初は海外支援のが多かったが、できることなら日本の中の(はとライブに)かかわった人たちに何かしてあげたい」「東日本大震災の被災地へはこれからも支援していきたい。本県出身の芸人として茨城も結構な被災地であることを忘れず、微力ながらも役立てるよう頑張りたい」と語り、はとライブ活動への意欲を改めて示していた。
      ◇
 はとライブの次回開催日程については、「はとライブ」ブログhttp://ameblo.jp/hatolive/で告知される。すっぽん大学は、いばキラTVで、毎週木曜日更新の「すっぽん大学の茨城三国志」、毎週水曜日更新の「いばキラ★NIGHT水曜日『すっぽんの卵』」に出演。「いばキラTV」はhttp://ibakira.tvで視聴できる。
     ◇
 【すっぽん大学】それぞれ別のお笑いユニットなどで活動していたウエルカム大助さん(38)=筑西市出身、本名・上村大助=と学さん(33)=千葉県柏市出身、本名・川越学=が08年に結成、トランスフォーマーネタや三国志ネタなどを得意芸とする。三国志ネタでは、学さんが諸葛孔明(しょかつこうめい)役を、大助さんは張飛(ちょうひ)役を演じ、そのキャラクターはいばキラTVでも馴染みとなっている。

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寄付金を手に芸人たちと記念撮影をする「エニジェ」の加藤万里理事(前列左から3番目の女性)=東京都渋谷区代々木の代々木八幡区民会館

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「はとライブ」で芸を披露するすっぽん大学。右が筑西市出身のウエルカム大助さん=同所

テーマ:ニュース・社会 - ジャンル:ニュース

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