FC2ブログ
元新聞記者による辛口コラム・エッセー、イラストと写真です。ご意見ご感想をお気軽にお待ちしています。(記事・画像の無断転載と無断複製・配布を堅く禁じ、万一発見した場合しかるべき処置を取ります)
スポンサーサイト
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
「ヤク中、アル中にも仕事を!」/ファイザー事業の取り組みを報告//鹿嶋の潮騒JTCが7周年フォーラム
「成長…仲間とともに」をテーマにアルコールなど複合依存症の民間リハビリ施設、NPO法人・潮騒ジョブトレーニングセンター(鹿嶋市宮津台、栗原豊施設長)は11日、行方市宇崎のレイクエコーで「潮騒ファイザープロジェクト&7周年フォーラム」(県潮来保健所、鹿嶋市、常陽新聞新社など後援)を開き、全国から関係者ら延べ250人が参加した。潮騒の公開フォーラムは3回目。今回は「生活保護受給者から納税者へ」の高い志をスローガンに、大手製薬企業ファイザーの助成を受けて進めている依存症者の自立支援と職業訓練・就労支援の活動報告を兼ね、2部構成で取り組まれた。
    □□□
 午前の「ファイザープロジェクトフォーラム」では、潮来保健所や鹿嶋市関係者、民主党の石津政雄衆院議員と藤田幸久参院議員ら来賓があいさつ。プロジェクトの農業指導を担った根崎彰鹿嶋市議会議長も潮騒水田で収穫した新米の出来をアピールし、当初から支援に当たっている立原弘一鹿嶋市議も潮騒の地道な取り組みを評価した。
 潮騒スタッフによるパワーポイントを使ったプロジェクト全体の報告の後、宮永耕東海大学准教授が生活保護制度について基調講演。一面的なメディアによる生活保護制度バッシングにより、受給者への感情的な攻撃が増加したことに懸念を表明し、「(生活保護制度の)受給権が報じられない」などの報道姿勢を批判した。その上で「(生活保護制度は)『働けるか働けないか』の二者択一ではない」と解説し、生活保護制度を部分的に受給しながら就労する半就労・半福祉こそ現実的で合理的な就労支援」と提唱した。
 続く体験発表では潮騒の卒寮者が社会復帰後の体験を語り、「アルバイトとして雇ってもらい、社会が受け入れられているのを感じた」と手ごたえを述べた。
    □□□
 午後のプログラムは潮騒支援者である地元の不動産業、増古四郎さんの話から始まった。増古さんは栗原施設長との出会いや誤解と偏見から生じた地元の反対運動について触れ、栗原施設長について「長い刑務所生活の割に、人間性が壊れていなかった。この人なら信じられると直感し、何とか力になってあげたいと思った」と支援のきっかけを話した。
 この後、鹿嶋ふるさと音頭を皮切りに通常の「潮騒JTC開設7周年フォーラム」に移り、祭りイベント色を強くした。潮騒と協力関係にある横浜・川崎・市原の3ダルク合同メンバーによる「エイサー」の友情応援演舞があり、会場の参加者も壇上に上がって大いに盛り上がった。潮騒メンバーによる「潮騒オールスターズ・オンステージ」では日ごろの練習の成果が発揮され、支援者らが作詞した「潮騒ブルース」が初めて披露された。
 潮騒に多くの入寮者を送り込んでいる秋元病院の秋元豊理事長によるアルコールや薬物に関する講話の後、入寮者の体験発表が続いた。ゲストスピーカーの近藤恒夫・日本ダルク代表は「ダルクの弱点は『仕事が無いこと』。ミーティングをするダルクはあるけど、仕事を作っていくダルクは無い」「これまでダルクの人たちが成しえなかったことを潮騒の人たちは成しえている。施設の名付け親として誇りに思う」と、潮騒JTCの就労支援の取り組みを高く評価しました。
 最後に栗原施設長が謝辞に立ち、潮騒JTCの設立から運営が軌道に乗るまでの苦難の道のりを振り返りながら、「依然として依存症者を社会復帰させる難しさを実感させられているが、自分がダルクで救われたことへに感謝し、苦しんでいる仲間の手助けを与えられた使命として、死ぬまで現役でやり抜きたい。少しでも仲間の手本になれれば」と締めくくった。

121114.jpg
約250人が参加して盛り上がった、潮騒ジョブトレーニングセンターの「潮騒ファイザープロジェクト&7周年フォーラム」=行方市宇崎

テーマ:ニュース・社会 - ジャンル:ニュース

コメント
コメント
コメントの投稿
URL:
本文:
パスワード:
非公開コメント: 管理者にだけ表示を許可する
 
トラックバック
トラックバック URL
トラックバック
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。