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潮騒JTCが第2回フォーラム/全国から250人が参加/講演や体験発表、ライブ演奏で盛り上がる 茨城 鹿嶋
 アルコールや薬物、ギャンブルなどの依存症を抱える人たちの民間リハビリ施設、鹿嶋市のNPO法人・潮騒ジョブトレーニングセンター(SJTC:栗原豊施設長)は27日、茨城県県南の行方(なめかた)市宇崎のレイクエコーで「『回復と希望』今、この時を乗り越える」をテーマに第2回公開フォーラムを開き、全国から延べ250人が参加して講演や体験発表、ライブバンド演奏などで盛り上がった。
 講師陣は初回だった前年と同じ顔ぶれだったが、講話内容はバラティーに富んで、時代の病理とされる「依存症」の実態や回復の在り方などで参加者にヒントを与えた。千葉県でも数少ないアルコール専門病棟を持つ秋元病院(鎌ヶ谷市)の精神科医、秋元豊理事長は「医者が直せない患者が潮騒JTCで治ってしまう」として医師の力の限界を指摘し、医療や福祉、中間施設などの総合的な連携を求めた。
 水戸保護観察所の荒木龍彦所長やNPO法人・アジア太平洋地域アディクション研究所(略称・アパリ)の尾田真言事務局長は、刑務所へのメッセージ活動などダルクの司法アプローチを評価。国が初犯の薬物事犯者らに対して社会内での処遇(刑の一部執行猶予制)の道を開きつつある流れの背景に、ダルクの存在が無視できない現実となっていることを解説した。一方で尾田氏は、国の仕事として法規制や取り締まりに意味があることも強調した。
 メーンゲストのダルク創始者、近藤恒夫さん(日本ダルク代表、アパリ理事長)は「当事者が回復することで仲間が助けられるのがダルク。医師や先生、親が治せるのはそもそも依存症ではない。彼らが治せない患者が治るのがダルクだ」と明言した。さらに「居たい人は居て、出たい人はどうぞ、がダルクのスタンス。ダルクでは回復率は何%かと聞かれるが、ぼくは“分からない”と答えている。それを決めるのは社会だから」と述べ、全国のダルクが回復率を求める国の動きになびくことで金太郎アメのように「同じ顔」になることに懸念を示した。
 ほかにも潮騒に理解を示す横浜ダルクや沖縄ダルクの代表らも依存症の当事者として話をしたほか、潮騒入寮者メンバーが体験談に立ち、アルコールやギャンブル依存の実態を告白した。この日のために練習に励んだ音楽メンバーもライブ感覚あふれるバンド演奏で舞台を盛り上げた。栗原施設長は「今は基礎固めの時期。地域に根を張れるよう努力していく。夢は膨らむが、自分たちの足元を見つめて等身大の回復に努めたい」と締めくくった。

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講演や入寮者の体験発表、バンド演奏のパフォーマンスなどで盛り上がった潮騒ジョブトレーニングセンター第2回フォーラム=行方市のレイクエコー

テーマ:ニュース・社会 - ジャンル:ニュース

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