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元新聞記者による辛口コラム・エッセー、イラストと写真です。ご意見ご感想をお気軽にお待ちしています。(記事・画像の無断転載と無断複製・配布を堅く禁じ、万一発見した場合しかるべき処置を取ります)
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障害児との泣き笑い生活
人生なんて考え方一つ~障害児との泣き笑い生活

  「どっこいしょ」「よっこらしょっと」。気がつけば立ち上がる際に、無意識にそんな掛け声が出るようになっていた。わたしたち夫婦はお互い50歳半ばに差し掛かり、注意していると連れ合いも同じような仕草では掛け声を発している。ひざを痛めている向こうはより深刻で、余計に自分を鼓舞する「言葉」が不可欠なのだという。
 茶の間で顔を合わせては、お互い「あと4,5年は頑張らないとなあ」。そんな風につぶやく場面が増えた。来春、長女が高校受験なので高校卒業までは頑張って働こうと励まし合っている。長女はいいとして、問題は重いダウン症の長男だ。あと2年で養護学校の高等部を卒業する。その後、どうするかが悩みどころだ。
 もっとも、そんなに深刻に考えているわけではない。それなりに少年の体付きながらも発達の遅れで2、3歳児程度の知能しかない長男がするいたずらなんて、もともと高が知れている。同じ年齢の子どもたちのナーブな心性に比べたら、行動は単純そのもの。
 好きか嫌いか、快か不快か、自分の方に顔を向けてくれるか、くれないか…。親が顔を向けないと、関心を買うためにコップや茶碗を投げて割ったりする。幼児が取る自己中心的な、たわいのない仕草と思えばかわいいものだ。ただ、やたらとパワーが付いて、以前のように押さえが効かないのが困る。
 それに言葉を発しないから、ついストレスで頭を殴り続ける自傷行為が止まない。自分でも頭叩きをやめられから、ひもを持ってきて自分からしばってほしいと願い出てきた。そのため、ミッキーマウスの大きな手袋をはめて、後ろ手にして緩くしばっている。事情を知らない人が見たら、まるで幼児? 虐待に映るかもしれない。
 そんな漫画みたいな毎日の生活に振り回されているから、先のことまで深刻に考えている余裕がないというのが実情だ。真剣に考え込み、悩み抜いたら「お先真っ暗…」となってしまうわけで、ここで大事なのは“いい加減さ”を生活信条とする開き直りだと考えている。
 ものは考えようで、現実はなるようにしかならない。私たちは互いに晩婚だったから、互いに生きるスタンスは固まっていた。自分たちがお手上げになったら、後は社会に面倒みてもらうしかないという“いい加減さ”を持ち合わせている。それができない国なら、こっちから国民を願い下げだ。
(2010年5月25日)

父の日

テーマ:ブログ日記 - ジャンル:ブログ

コメント
コメント
Re: タイトルなし
> おはようございます毎日ブログ更新されてるか楽しみに開いてます「お先真っ暗」私は色々あり 先の見えない生活をしています あまり先を深刻に考えず 今を自分なりに楽しみながら生活してけば良いのかな…と 今日のブログ読ませていただきましてそう思いました先を考えたら暗くなり人生やる気をなくしてしまいますが 今を楽しく生きれれば先はどうにかなるのかな 今を楽しみながら生活してこうありがとうございました
2011/06/28(火) 11:00:50 | URL | 管理人より #- [ 編集 ]
Re: 中学2年の時身体障碍者になりました。
多感な時期に大変な思いをされたとのですね。
いろいろありますが、明るくいきましょう。
コメントありがとうございます。

2011/06/28(火) 10:58:48 | URL | 管理人より #- [ 編集 ]
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