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元新聞記者による辛口コラム・エッセー、イラストと写真です。ご意見ご感想をお気軽にお待ちしています。(記事・画像の無断転載と無断複製・配布を堅く禁じ、万一発見した場合しかるべき処置を取ります)
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虫の撮影。アシナガバチ。茨城の自然
 小道に開花時期が過ぎて、厚みのある緑が濃くなったコブシの葉裏に巣作りをしていたホソアシナガバチを撮影していると、通りがかりの私より若干年齢が上だと思われる夫婦から「何撮ってんだか」の軽蔑とも取れる声が聞こえた。
 こちらが何を撮ろと自由である。明確な目的を持ち、何度も現場へ足を運び、対象に合わせた撮影機材を考慮したうえで来ているのだ。
携帯電話で動画を含め、押すだけで何時でも誰でも簡単に撮影でき、その場から全世界へ発信できる世の中である。
 写真に関しても金さえ出せば老若男女を問わずに高機能で廉価な機材が簡単に手に入る。だが昨今のそんな国民総カメラマンという世相は人間性を反面退化させたのではと思う。
 彼の夫婦には私が山を荒らす不届き者と映ったのだろうか。それとも自身がよほど才能に溢れ、世の中から深く評価される著名な写真家なのであろうか。少なくとも私が知る写真家に思い当たる人物はいない。

 少し前にも山中に居ると中年の夫婦が入ってきたが、手には食べ終わったアイスクリームのプラスチック棒が見えた。こちらが山から出て休憩していると、現れた男の手には案の定それがなかった。捨てたのである。用が済めば邪魔だからである。思いきり睨みつけ「あなたが今したことは犯罪だ」と注意した。にも関わらず彼の夫婦は目も合わそうとせずに、何食わぬ顔で去ったのである。
 戯れ言の夫婦には「失礼だ。何を撮ろうがあんたには関係ない」と言ってやった。だが、やはり知らぬふりである。
 よほど私が相手の了解も得ずに人物を撮りまくり、形の整う花を撮るために他の草花を踏みにじり、邪魔だという身勝手から枝を折り、足下に吸い殻を含めたゴミを散らかす輩に見えたのであろうか。爽やかに挨拶をくれる子供達の方が少なからず道徳心に溢れているように思うのだ。
 人を襲うこともあるアシナガバチだが巣に危害を加えなければおとなしい。女王蜂一匹の小さな巣穴には10個ほどの卵が見える。自然界を目一杯生きているといえば聞こえは良いが、時として子供も餌とするという弱肉強食の過酷な世界。刺激しないよう写真を撮った。

「お前、あんな人間も喰っていいぞ」そう言いながら収めたのである。

_MG_3325.jpg

テーマ:写真日記 - ジャンル:写真

コメント
コメント
横断歩道があるのに使う人がいないようにも感じます~。やれやれ(笑)
コメントありがとうございます!

2011/06/11(土) 01:20:44 | URL | 管理人より #- [ 編集 ]
見かけはキチンとしていても 中身の最低な大人は腐るほどいる

それにしても あんな至近距離で蜂の顔みたことない(笑)

ブログ更新楽しみにしています!

ダルクの皆様応援してます!
2011/06/09(木) 11:04:07 | URL | 来訪者 #- [ 編集 ]
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